ウェブライターにMicrosoft Officeは絶対に必要?

ウェブライターにMicrosoft Officeは絶対に必要?

ウェブライターにはWordやExcelが必要といわれています。MicrosoftではWordやExcel、その他のソフトがセットになったOfficeとして販売しており、使用期限が1年間のものは¥12,744/年、無期限で使用できるものは3万円以上です。安くはないため、ウェブライターで本当に稼げるかどうか不安な人は購入すべきかどうか迷うことも多いのではないでしょうか。私はWordを購入するまで2年、Excelを購入するまでさらに1年悩みました。結果的に購入した理由やMicrosoft Officeのメリット、もう少し安価な代替ソフトを紹介します。

ウェブライターならWord形式のワープロソフトは必需品

メモ帳では長文案件の作業ができない

400~500文字程度までの短い文章なら、パソコンに標準装備されている「メモ帳」で作成しても、それほど不便を感じないかもしれません。しかし、それ以上の長さとなってくると文章を書くワープロソフトとしては不足です。

メモ帳で できること:

フォント名(MS明朝など)・フォントスタイル(標準・斜体・太字)・サイズ変更 検索・置換・拡大・縮小

メモ帳でできないこと:

字数カウント・フォントカラー変更・「元に戻す/繰り返し/やり直し」入力
Wordファイル形式で保存できない(テキスト文書 *.txtになる)

長文となると見やすさが作業効率に影響します。また、文字数が段落ごとに指定されている案件の場合、字数カウント機能は必須です。「元に戻す/繰り返し/やり直し」機能も頻繁に使います。それから、クラウドソーシング会社やクライアントによってはWord形式ファイルでの納品を求められるケースもあります。 ※サグーワークスではサイト上の作業画面で納品するため、ファイル入稿は原則としてありません。

Wordの代用になる文章作成ソフトはないの?

それでは、Word形式で保存が可能で、長文作成に便利な機能を備えた文章作成ソフトには何があるでしょうか。

WPS Writer (旧Kingsoft Writer)

私がMicrosoft Wordを購入する前に長く使用していたワープロソフトです。Microsoft Wordとの互換性も高く、便利な機能もたくさんあります。WiterとSpreadsheetsがセットになった「WPS Office Personal Edition 【ダウンロード版】」は税込3980円と、非常にリーズナブルな点もメリットです。デメリットとしては入力がときどき重くなることと、校閲機能が英単語のスペルチェックしかなく日本語文書の校閲には役に立たないことです。

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フリーソフト「LibreOffice」

Microsoft Wordと互換性が高く、Excel形式でファイル保存できる「LibreOffice Calc」やWord形式で文書を保存できる「LibreOffice Writer」が含まれいます。メリットは無料で使用できることです。『「LibreOffice Writer」だけで文章作成して納品しているがクライアントからトラブル報告を受けたことはない』というウェブライターも存在します。企業でも導入が増えているといわれています。ウェブライターとして初期費用をできるだけ抑えたい人は試してみると良いかもしれません。

ホーム | LibreOffice – オフィススイートのルネサンス

参考:無償でもこんなに使える! LibreOffice基本講座(1) LibreOfficeをインストールしよう | マイナビニュース

代替ソフトとMicrosoft wordの違いは?

・優れた校閲機能

ずばり、校閲機能が充実していることがMicrosoft Wordを使う最大のメリットです。タイプミスなどによる誤字脱字などには自動で赤下線が入るため、文章を作成しながら即座に修正できます。また、「校閲」機能を使用すると、「文末表現の混在」「常用外漢字」「間違えやすい漢字」「文法の誤り」「誤字脱字」などをチェックすることが可能です。検索機能や置換機能にも細かい設定が可能で、たとえば「全角英数字だけを検索し、半角に置換する」といった使い方もできます。

特に、サグーワークスは「承認基準が厳しい」「表記ルールが細かい」といわれているので、校閲機能は非常に重要です。Microsoft Wordの校閲機能だけでは不十分で、さらに別の無料校閲ツール2つでチェックを行ってから納品しても、さらに修正依頼がくる場合もあります。同じミスを何度も繰り返して改善されない場合はプラチナライターから降格することもあるため、要注意です。

・自動保存機能

作業しながら随時「上書き保存」するのがベストとはいえ、執筆に集中して長時間、上書き保存しないまま作業を続けてしまうことはよくあります。そんなとき、不注意や外的要因でファイルを閉じてしまったり、パソコンが強制終了したりすることもありうるのです。

Microsoft wordでは「一定時間ごとに自動で上書き保存」「手動で上書き保存」を設定できる他、「手書きで上書き保存」にしている場合に上書き保存せずファイルを閉じてしまっても「自動回復ファイル」が作成されます。「保存していなかったせいで長時間の作業が無駄になった」というアクシデント回避できることは重要です。

・編集者(検品者)とのやりとりに便利な機能

ファイル入稿で修正依頼を受ける場合、編集者が入稿ファイルにコメントを記入して送信してくるケースがあります。ライターにとって、修正が必要な箇所がわかりやすいことがメリットです。また、修正依頼ファイルで「変更履歴の記録」をオンにしてから加筆修正して送り返すと、編集者にとって「どこをどのように加筆修正したか」を把握しやすくなります。

オンラインでのやりとりが主となるため、「お互いにわかりやすい」ことは作業効率を高めるために重要です。 また、Microsoft Office 2016以降ではWordファイル共有機能も追加されたため、編集者とチャットしながらリアルタイムで作業することもできます。

「Microsoft Word」を指定されるケースもある

ファイル入稿・修正依頼・共有する案件

クラウドソーシングでウェブライターとして仕事をする場合、「互換ソフトでなくMicrosoft Wordで作成するように」と指定されるケースもあります。特に、上記のようにファイル入稿・ファイルで修正依頼・ファイル共有をする必要がある案件ではMicrosoft Wordを指定される可能性が高いといえます。

企画編集者になる場合

ライターでなく企画者・編集者にも手を広げていきたい場合は、いずれMicrosoft Officeを導入する必要が出てくるでしょう。

サグーワークスでも「オファー」として記事の見出し・タイトル作成案件がくる場合がありますが、ほとんどの場合は「Microsoft Excel」が必須条件です。Excelと互換性の高いWPS Spreadsheetsではダメなのかを運営に問い合わせたこともありますが、「Microsoft Excel以外は不可」との回答でした。

また、ウィルゲートが募集している企画者・編集者のの応募条件でも「Microsoft Office(Word 2007/Excel 2007以降)がインストールされたパソコンを所持」と記載されています。

ウェブライターにExcelソフトが必要になるケースとは?

案件の内容によってはExcelファイルでの納品を指定されたり、Google Spreadsheetsなどに文章を入力して作業・納品する案件もあります。

また、文章作成のレギュレーションや指定事項などをExcelファイルで提示される場合もあるのです。サグーワークス案件の指定事項はブラウザで閲覧できる文章として提示されますが、ウィルゲートの新サービス「エディトル」ではExcelやGoogle Spreadsheetsでの提示がほとんどです。

また、Excelファイルは計算が必要な案件にも使用できます。たくさんの数字データを文章化しなければならない案件では、一つ一つを計算機を使って計算してから文章に転記するのは手間がかかります。それより、Excelファイルで数式設定してデータを入力し、必要な数値を自動的に算出したほうが効率的です。足し算引き算や平均値など、使用頻度が高い関数はあらかじめメニューに入っています。その他、文章に表を入れる案件にも役立ちます。

Microsoft Excelと同じような機能を持つ互換ソフトはないの?

WPS SpreadsheetsやLibreOffice Calc、Google Spreadsheetsなどがあります。互換ソフトでなくMicrosoft Excelが必須とされるケースがあるとしたら、私が知る限りではウィルゲートの企画編集者募集条件くらいです。

ただし、多くのクライアントに使用されておりビジネス上で汎用性が高いソフトとしては、やはり、Microsoft Excelがトップでしょう。クライアントから発注を敬遠されるリスクを少しでも減らしたい場合、Microsoft Excelにしておくほうが無難かもしれません。

互換ソフトを使用していると、Microsoftからのエラーメッセージが表示されてうっとうしいこともデメリットです。Microsoft Office Soloには1か月間の無料お試し期間があるのですが、その際にOfficeアカウントを作成します。すると、それ以降にExcelファイルをダウンロードしてクリックで開こうとすると、Excelで開かれます。無料試用期間終了後にExcelを購入していない場合は「ライセンス期限切れ」といった内容のエラーメッセージが表示されてしまうのです。互換ソフトで開きたい場合、まず互換ソフトを起動してから「ファイル」から選択して開かないといけないという一手間が発生します。

Offceアカウントとパソコンの関連付けを断ってしまえば解決できるかもしれませんが、以前の私のようにWordだけ購入してExcelは購入していないという場合は難しいでしょう。

ここまでのまとめ

・長文案件や高単価案件を受注する場合、Wordソフトは不可欠
・Microsoft Wordは校閲機能・検索と置換機能・コメントと変更履歴の記録機能・ファイル共有機能が互換ソフトより優れている
・Microsoft Word入稿が必須とされる案件もある(サグーワークスでは無し。エディトルではある。)
・Excelソフトも案件によっては必要。計算ツールとしても便利。
・サグーワークスの「見出し・タイトル作成案件(プラチナライター向けオファー)」やウィルゲートの企画編集者応募条件では「Microsoft Office」所持が条件で、互換ソフトは不可。

これからOfficeソフトを導入する方へ

ウェブライターやクラウドソーシングで実際にどれくらい稼げるかはケースバイケースです。作業スキルに加えて、作業する時間や頻度、どのくらい継続するかによって大きく違います。ですから、「自分がどれくらい稼げるか不安だ」という人は、最初はフリーソフトやMicrosoft Officeの無料体験版を使うところからスタートすることをおすすめします。

次の段階に進み、「やはり、フリーソフトや無料体験版では限界がある」と感じてOfficeソフトの購入を検討するようになったら、「どこから、どのような案件を受注していくか」を考えて選びましょう。フリーランスにOfficeソフトのブランドまでは要求しないクライアントも多いため、安価な互換ソフトを購入しておけば十分なケースも、実際には多いです。

ただし、文章作成ソフトに関してはMicrosoft Wordの機能で作業の効率をアップできます。 互換ソフトを購入して、後からMicrosoftソフトを買い足すくらいなら、最初からWordとExcelがセットになったMicrosoft Officeを購入しておくほうが無駄がなく確実なケースもあります。それは、
・サグーワークスで見出し・タイトル作成案件(プラチナライター向けオファー)も受注したい
・ウィルゲートの企画編集者もやりたい
・エディトルなど、Wordファイル入稿を指定される案件も取りこぼしたくない という場合です。

私の場合、WPS WriterとWPS Spreadsheetsを2016年に購入後、2018年にMicrosoft Word、2019年にMicrosoft Excelを購入することになりました。WPSソフト2つは新しいパソコンを購入したときのオプションで付けてもらったため正確な金額は覚えていませんが、3000~4000円程度だと思います。プラチナライターになれば1案件で元が取れる金額とはいえ、少々「もったいないことをした」「最初からMicrosoft Officeを購入しておけばよかった」という悔いが残ります。

Microsoftソフトを割安で購入するためには?

Microsoft OfficeはMicrosoft公式オンラインショップで購入できます。
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Microsoft公式では「Wordだけ」「Excelだけ」といった個別の購入はできません。

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